下段蹴りの手ほどき

同じく土曜の内容。

下段蹴りで最大の威力を発揮させるには、相手の重心を蹴る足に乗せさせて、動きを止めておくこと。

その上で、関節の曲がらない方向や、筋肉の力が入っていない部分、あるいは筋肉に覆われていない所、足先など打点を鋭くすれば、筋肉そのものも狙っていける。


これを実践しようとすると、奥足…前後に開いた足の後ろ側を蹴る、という形になる。
まあ、足というのは頑丈な部位なので、多少蹴られようと動きが鈍くなるくらい…
でも、きちんと入れると一発で立てなくもなる。

Mが私に軽く蹴られて悶絶してるのも、ピンポイントを当てられてるからよ。
…何度ものたうち回ってるなら、いい加減に防御覚えろよ、とは思うのだが。
そして、有効なのが身をもって理解できてるのだから、真似してみろよ、と。

Mの場合は攻撃の為に前足に体重乗せたタイミングで内股を、蹴り上げる。
腰だけで捻って引っ掛けるように蹴ると、重心崩れて体が泳ぐし、うまくすれば倒れる。


Kに手ほどきしたのは、遠間から飛び込んで奥足を刈る事。

手でのフェイントを兼ねた上体の誘導、斜め前に大きく飛び込む事、そして狭い有効範囲をきちんと蹴り抜ける事…がコツかな。

この蹴り、動き自体はふんわりとしてて速くもない。
理解してないと正面から逸れるからチャンスにすら思うだろうけど…
蹴ってきたら軸足に狙い変えるだけだし、下がれば攻め込むだけ、突いてきても腕を出してるから躱しながら無防備となった状態で蹴れる…
この動き自体が罠と言える。

まあ動きが大きいので、カウンターとれる相手にしてみると隙でしかないのは留意するべきだけど。
奇襲としては上段との二択もできるし、セオリーのひとつよね。


狙う所は、膝を前から…と言いたいけど、反則になるのも多いから、内股や太ももで同じ効果を狙っていく。



今回は技術論になったな…

打ちの手ほどき

昨夜は、打ち…拳以外の使い方をやってみた。

最近、ようやくパンチと廻し蹴り「以外の技」に興味が出てきたMたち…ちと周りにも目が行くようになったのねー。

裏拳や、鉄槌、腕刀、猿臂、掌底と、私はこちらのほうが得意なので、色々出していく。

裏拳は平たいとこで当てちゃだめよー、骨細いから折れるからねー、鞭のようにしならせて打つのよ。
とか、
鉄槌は小指をしっかり握って、そこだけにしか力入れちゃだめよー、紐付きの錘をぶち当てる感じで使うのよ。
とか。

細々としたことは、後でまた個別に書くかなー…

フルコンなどでも、意表が突ける技として、使えんわけじゃないのよ。


腕刀というのは前腕での受けの事なんだけど、武器としても使えるのさ。

粘っこく受け流すのではなくて、直接的に攻撃してきた拳足を攻撃するというやり方で、攻撃で隙を無理やり作るものだね。


後藤先生が回転系の技を教えてたので、私も肘打ち…猿臂で教えてみる。

下段蹴りで相手の意識を下に持っていって…上から肘や裏拳を振り下ろす。

肘で当てることに慣れてないから、折り畳めてないし、固い所で当てられないね、皆…

連続でスピーディーに叩き込めるのも肘の特長よね。
この辺は、練習あるのみよな。
しっかりシャドウやって、モノになると思ったら積極的に使っていくしかない。

…試合では反則だから使う機会が少ないけどな^^;
禁止になったから廃れたものの一つよな、肘も。

ちなみに猿臂というのは、猿の手の形、とも言えるけど…
テナガザルが伝説だった頃の、手が左右一本につながって、伸び縮みする、というのから来てるんやないかな、と。

大陸では通背門なんて一大流派である位、流行ったものなんだろうね。

7/31のお稽古。

煮えるような暑さが最高潮に達したと思ったら…雷雨が来た。

濡れはしないけど、稽古できんかった…凹

Iさんもおらんし、今日はのんびりな稽古になりそう。

兄妹で入ってきた子らは、兄がいやいやにかかり、妹がやる気になってるという…割とよくある光景となった。

くっついて一緒に基本の稽古。
見様見真似で十分よー。


Mがやってきて、「くるんと回る蹴りがかっけー!」と言ってくる。
なんのこっちゃ?と思いきや、空手で飛んでくるんと横に回るのを見た、という…

空転胴回し蹴りやな。
関西ではメジャーな技で普通に使われてくる、古くからある技よ、と。

縦回りの浴びせ蹴りの変形だと思うけどね。
がんばれー、やればできるけど、マット敷いたほうがいいぞ。


後藤先生、今日は後ろ回し蹴りを皆に教えるという。

…無理っぽいぞー?
せめて、理解できる子とまだ幼い子に分けて、やること決めるべきだと…^^;

まあ、コツを伝えてそれなりな動きにはするが…
付け焼き刃ですぐ忘れる。

こういうのは約束組手などで、使うタイミングを覚えながらのほうが早いと思うんだ。

ま、熱心な子とそれ以外な子と、くっきり分かれるのもこういうものの特徴やな。


Kには、応用として同じ足の動きをする掛け蹴りや、使うための位置取りもついでに教える。
Mにも教えてるんだが…不器用ねあいつ^^;

技教えてるのにできんのでキレたM、不意打ちで上段蹴ってきたが…斧刃脚で軸足蹴られて倒れる(苦笑)

「俺がやりたかった技やのにー!」
などとほざいてる…
「ちょ、試させて!何で蹴るタイミング判るの!?」
と言って蹴ってくる。

また中段と上段の境目みたいな蹴りを出してきたが…今度はあおり蹴りで打ち落とす。
内股をピンポイントで当てられて「先週と同じとこ蹴られたー!」などと騒いでる。

斧刃脚もあおり蹴りも、足裏を使った蹴りで、うまくやれば攻撃を潰せる上に反撃も可能という、お得な技よね。

「先週蹴られた太ももむっちゃ腫れたんやで…」と泣き言を言いつつ、まだ理解してない様子。

広域を平面視する、という視野への捉え方…内面の鍛錬になるから、説明はしてるんだけど…忘れてんだなMは。

警戒さえしてれば、人間反応は可能なのよ。


居残りでは、横蹴りをブラッシュアップしたり、蹴る時の当てる位置や足首の角度など、細かな動きや実際の使い方をやっていく。

サンドバッグもあったので、膝蹴りや肘打ちなどの使い方もやってみる。
肘打ちは、ローキックに見せかけての回転打ちを。
わざと外して、肘を更に振り抜くというのもやってみせる。

この辺はムエタイが名人芸とも言える。
宗家に習った裏拳への変化も全部大盤振る舞い。

膝蹴りは、首相撲からの崩し方、どこ狙うか、どう当てるか、と実用的なことばかり教える。

試合云々でなくて、技として身につくように。

空手としての投げ…自分を軸にするのではなくて、自分を錘として遠心力に変える投げ方を教えたり。

隠し事も何もせず、関連技法はまとめて伝えてしまう。

攻め方のハードさや、要求の高さに怯んでたけど…使えりゃとても便利だから、覚えてね。
自宅でも研鑽積んでるのは、見れば分かるからね。
こちらもそれ以上に与えないと。

そして、自分なりのやり方を見つけてほしいね。



Mは…早くわたしを倒せるといいな?^^;

7/24のおけいこ

夏休みも始まって、ちびども元気いっぱい。

家でごろついてる娘を連れてったけど…あっつい!
車で移動するだけで体力削れてく。

年取ったのだなー。


でも、外で歩いてるのはじじさまばかり…
変な世の中だ。


稽古としては、基本稽古で私が指導に入って、細かく指示を出して一緒に行う。

黒帯連中の指導の練習でもあるので、慣れてとらうしかないけど…
マダマダ遊び感覚抜けんなー?


Kの構えからチェックを入れていき、おわー!?と慌てられる。
基本疎かにしてるから、バランス悪くて進退がうまくいかんのよ。

歩幅は一定。
肩幅が基準…猫足立ちも、四股立ちも、前屈立ちも、ここではやらんけど後屈立ちもせーしゃん立ちも、皆そう。
肩幅を元にして、倍にとったり向き変えたりするだけで、動くときもこれは崩さない。

んー…やはりまずは、動き方の稽古からやるべきかなー。
組手のほうが皆楽しくやってくれるのだけど、地道な稽古はつらいだけだから嫌がるのよね…

それらが無ければ、安定感や動き方なんかは身につかんのだけどね。



まあ今日は、ミドルキック…中段廻し蹴りにスポットを当ててみた。

打ち合い上等の、中距離での蹴り方でなくて…遠間を蹴るやり方。

後足を寄せ、送り足でかかとを相手に向け、骨盤をしっかり返して、足首使って跳ね上げた足を叩き込む。
これのミソは、上体を倒すのではなくて体の部分を前に押し出してやる事で、リーチを作ること。
結果、体が倒れるけど、頭の位置は変わってないのさ。
本来は、中足…上足底で蹴るけど、足の甲で蹴ること多いかな。

蹴り合って、外れた間合いと見せかけて当てるということをやってみせ、使い方を教えていく。

Kは蹴り方を変えなかったので、それ用の使い方を教える。
やり方なんか、人にあわせて変えりゃいいのよ。

妙に浮くクセを指摘し、狙いを定めさせる。
そして、どこを蹴るか聞いてみると、漠然とお腹という回答。

それでは当てれんし、バラバラと狙いも定まらんわな。

ミドルでのセオリーの1つに、腕を殺す、というのがある。
上腕に主眼を置き、ガードの前腕に向けて蹴りこんで、腕を使えなくしていく。
受け止めていると、たちまち腕が上がらなくなってくる…その時は、パンチなりハイキックなりで仕留められるのを待つだけとなってる。

末端を狙うのは、ある意味正攻法…強者の戦い方よね。

逆なのは、私みたいな搦手…隙を突いたり、弱いところを打ったり、と逆転を狙っていく。

まあこれも、実体験してもらって確信を得てもらう(笑)
コツは、見た目気にせず全力で蹴り込むことかな。
下から擦りあげるように蹴るのは合わないけど…肘蹴って自爆する。

間合いを理解してやらないと、カウンターもらったり、当てられなかったり、と意外と難しいと思うんだよね。
打ち合い上等は覚悟しないと。


とまあ、一つの蹴りでも結構な情報量となって、稽古にはなったかな。

大声。

お調子者のM、声のデカさを競っていた。

普段は声を張り上げない私だけど、古株のMらは知ってる…結構なデカさで声を出すことを。

煽られたので、張り上げてやると驚いてた(笑)

タネ明かしをしたけど、理屈が通じない…
おかしいな?

声帯で息を絞らず、喉は開けておく。
腹筋と直通にして、鼻から腹筋膨らませて息を吸い、お尻や下腹部を締め、横隔膜を一気に押しやる…

と説明したんだけど。


横から娘に怒られた。
腹式呼吸とか、発声練習と言ったほうが分かりやすいわ!」と。

うそだー…
まあ、人それぞれ分かりやすい表現あるからね、しゃあない?

まったく書く習慣が無くなった…

体調戻ってきたら、途端に今までてけとーだったものが気になり始めて。

そちらに時間ばかりとられ、疲れた結果は稽古もサボり転がってるだけ…

今日なんて暑くて外出たらめまいするもんね。

ま、休みならこれもいいさ。

明日は頑張らんとな。